神道の「大祓詞」は、「天の益人」である日本人が、あらゆる罪を冒す時、神社を建て大幣を作り、祝詞を神に捧げよ、さすれば罪は祓い清められるであろう、という内容が述べられています。
私たちは、悪意がなくてもやらかしてしまいますし、そうした過ちを繰り返して生きていきます。
人を傷つけてしまったり、誰かに迷惑をかけたことの「罪」は、時が経つにつれ忘れ去られたり、いつの間にかその人に許されることで、消えてなくなっていきます。
「過去の行い」が消え去る時、人の冒した「罪」が自然と消えていくことは、速佐須良姫命の「さすらい失わせる」御神業の一つとも考えられます。
「水に流す」という言葉がありますが、時と共に人が過去を「忘れる」という行為も「祓い清め」になるのであれば、私たちが過去の出来事を「なかったこと」にしたりしてあげるのも、立派な「祓い清め」になるのかもしれません。