絵語りテスト

頭のない亡骸が転げ落ちる。
そこは、見渡す限り火炎と黒煙の立ち昇る、都市の死骸だった。
-魔導少女は
アルマノイド
戦うだけの
兵器だ。
炎上する廃墟群。
溶解したガラス片と剥き出しのコンクリート、焼け爛れた瓦礫の上に、一人の少女が立っていた。

[イラスト]
これじゃどれだけ
戦っても終わらない…
なぜ皆
あいつらの
方へ行くの?
そっちは絶対に
助からない道
なのに…
少女は、涙を流していた。
累々と眼から流れるのは、血だった。
私は人々を
救いたい
[イラスト2]
それなのに…
何故こんなに
殺さなければ
いけないの?

タイトル
その頃、世界は闇の手に堕ちていた
「魔」の力を操る者たちは、自らの手で血腥い世界を作るだけに飽き足らず、人々の心を蝕み操っていた。
人々はその混沌とした世界で容易に生きることは叶わなかった。
そして、自らを守るために禁断の力を求めた。
自ら願い出て、「魔人」となる者たちがいる。
その力はやがて魂を蝕み、闇そのものとなる
魔と化した人間に心はなく、ただひたすら欲望のままに殺戮と暴虐を繰り返した。

[イラスト3]
しかし人々は、力にこそ救いがあると信じていた。
魔導兵 アルマゲスト
魔導の力を用いて殺戮を娯楽とする外道。
