日本らしい文化

日本の伝統文化、日本人形や民謡などについて調べていると、古き良き日本文化とは「老人文化」なのではないかと思うようになりました。

江戸時代の「髷」も、若者が禿頭の老人と同様に見えるよう剃髪するスタイルです。

 

昔の人は、子供からお年寄りまで触れる文化は殆ど同じもので、「若者向け」と言える限定的な流行はなかったのではないでしょうか。

もちろん「最近の若い者は」と、大昔から言われてきたのかも知れませんが。

 

昨今の文化は、むしろ2000年代までの若者文化が高齢化してしまい、成熟しきった定番ジャンルとして残るだけになっている気がします。

若者文化は年長者のお下がりのようなブームに引きずられがちで、消費に旺盛なはずの若者たちよりも、往年のファンの買い支えの方が活発なのではないでしょうか。

 

この「若者文化の衰退」は、これまでの消費文化が若者向けに特化しすぎていたからではないかと感じます。

 

これからの時代、日本の文化の形をイメージするのに、江戸時代以前の消費文化が参考になるかもしれません。

老若男女、子供からお年寄りまで触れることができて、創作者も演者も年齢を問われないような文化です。

 

むしろ、こうした文化が日本人の心にしっくりくるような、末永く続く奥ゆかしいものになるのかもしれません。

トップに戻る