ビジネスの自立性

どんな業態であれ、特定の企業の技術に業界全体が依存するようでは、産業として持続可能ではありません。

寡占企業一社が突如方針を変えたり、組織として腐敗してしまえば、業界全体が揺らぐことになるからです。

 

現在、こうした業態はあらゆる分野に散見されます。

「レガシー」的企業が巨大化し、流通に対する寡占性を強めるほど業界全体のリスク機能は低下します。

 

ただ「大きいほど潰れる可能性は低い」と考え、「寄らば大樹の陰」と寡占企業への依存を強めるほど、そのリスクは増大してしまうのです。

だからこそ、業界全体に対する多様性は重要であり、あらゆる代替を可能にするサプライチェーンも必須です。

 

これからの時代は、ますます「不確実性」が高まっていくでしょう。

大小問わず、「残るものは残る、残らないものは残らない」という時代に入っていくはずです。

 

そんな中、自分の商売を永年続けていくためには、なるべく「依存性」の低いエコシステムを採用していくべきだと思います。

 

例えば、「漫画」はプロ仕様の画材をきちんと揃えることもそうですし、かなり外部要因で制作環境が左右されます。

技術への依存度を低め、商売の柔軟性を高めるためにはあらゆる状況でも自分の制作環境を再構築できるようになるのが理想です。

 

私が色々と試作を始めたのには、そういう理由があるからです。

「ノウハウ」や代替手段の蓄積など、こうした視点はすぐに効果は見えないでしょうが、先に行くほど差が出てくると思っています。

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