自分に悪い出来事が起こったり、良くない「気」を感じる時、自分にまとわりつくものは自身の存在を通して、己に悪い部分があることを知らせてくれます。
自分の心や行いに悪いところがあるから、近い性質のものが引き寄せられて、良くないことが現実に起こります。
これは「シグナル」であり、この仕組み自体を壊すことはできません。
宇宙開闢以来、私たちは「禍事」を通して物事が進む仕組みの中にあるからです。
だから、自分の良くない部分を教えてくれる「悪」には、感謝の気持ちでいなければならないのです。
「自分を成長させてくれてありがとう」という心境に至ってこそ、全てが一列一平になるのでしょう。
しかし、目の前に起こる不正や欺瞞、あらゆる悪事が罷り通るのを見ると、そうは言ってもという感情を抱いてしまいます。
頭では考えていても、抽象的には納得できても、現実でめぐり逢う理不尽な出来事に感謝するのは、とても難しいことです。
それほど「神の道」は多難で、思う以上に一筋縄ではいきません。
だからこそ、一度やそこらの人生ではなかなか終点まで辿り着けない、これが人が神に近づくための試練なのだと思います。