一般的に「祓い清め」とは、神主さんに大麻を振ってもらい、災厄抜除をお願いする儀式のことです。
日月神示の考えに基づくと、「祓い清め」とは考え方であり「区別」することによって「調和」を図ることを意味します。
神道に当てはめて説明するなら、邪気や悪霊の類を「祓う」ことは自分の正常な「気」との分離を図ることであり、己の身体から悪い気を区別し取り除くことです。
この時、身についていた邪気や悪霊の類を「消滅」や「殲滅」を意図して祓い清めが行われている訳ではないことが重要です。
あくまで「去ってもらう」ために行うのが祓い清めであり、身を去った霊が元の場所に戻る分には何の問題もないと考えるのです。
これは一種の「棲み分け」と言って良いかもしれません。
だからこそ、古来から日本人は居住地の周囲に結界を張り「聖俗」を切り分け、とりわけ陰気のある場所に注意を図ってきたのでしょう。
この考えは、霊の世界だけでなく「生き方」にも応用することができます。
「自分は自分、他人は他人」という切り分けであり、他者の価値観や影響をそっくり自分に当てはめて考えるからこそ、「自分」を区別して考えることができなくなります。
良いものも悪いものも、一度自分と切り離して考えてこそ、「自分」であることの意識に繋がります。
それが「祓い清め」なのです。